2014年9月6日、ジャッキー・チェンの最新作「SKIPTRACE」（中国語タイトル：絶地逃亡）が、中国・内モンゴル自治区でクランクイン。中国メディアは「落ち込んだ表情」と報じている。新華網が伝えた。

米中合作映画の「SKIPTRACE」は、昨年の第66回カンヌ国際映画祭に登場したジャッキーが、船上パーティーに出席して広くPRしていた注目作。「ダイ・ハード2」「ディープ・ブルー」のレニー・ハーリン監督がメガホンを執り、「新宿インシデント」に出演していた中国の女優ファン・ビンビン（范冰冰）と再共演する。

撮影の始動が長らく待たれてきたが、6日に内モンゴル自治区赤峰市にある映画撮影基地でいよいよクランクイン。来年の公開が予定されている。

ジャッキーの息子で俳優ジェイシー・チャン（房祖名）が先月14日、違法薬物所持の疑いで北京公安局に身柄を拘束された。ジャッキーが与えた高級マンションからは、約110グラムの大麻が見つかっている。

ジェイシーの身柄拘束後、父親のジャッキーでさえ、まだ面会は実現していない。数日前にロケ地に到着したジャッキーだが、ずっと浮かない表情のまま。「後ろ髪を引かれる思いだろう」「やはり落ち込んだ表情」と中国メディアが報道している。

ジェイシーの04年のデビュー以来、息子に厳しい父親のイメージをアピールし続けてきたジャッキー。中国版ツイッターでジャッキーのフォロワーは2300万人を超えるが、ジャッキー自身がフォローしているのはわずか7人。うち1人がジェイシーだった。見た目は厳しいが、心では優しく対応してきた父親像が浮かんでくる。（翻訳・編集/Mathilda）