不公平な司法に大気汚染、労働コスト上昇…外資企業の中国拠点撤退が始まった―中国メディア

Record China    2014年9月13日(土) 6時40分

拡大

11日、外資系企業に中国支社撤退の流れが広がっている。国際的な企業にとって中国市場は重要なポジションを占めているにもかかわらず、拠点機能を撤退させる企業が増えつつある。写真はゼネラルモーターズ。

(1 / 2 枚)

2014年9月11日、米尓社区によると、外資系企業に中国支社撤退の流れが広がっている。

その他の写真

経済成長著しい中国は今や「世界の市場」。自動車やタブレットPCなど多くの分野で世界最大の消費国となっている。外資系企業にとっても絶対に見過ごせない市場だ。しかしその中国から支社機能を撤退させる企業が増えている。

8月にはゼネラルモーターズが上海の国際業務本部を撤退。穀物メジャーのアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)も拠点機能をシンガポールに移している。IBMも一部部局の中国撤退を開始した。

こうした動きには自国企業に有利な中国の行政、司法を嫌ったこと、大気汚染が深刻で外国人従業員が住みたがらないこと、知的所有権が保護されないことなど多くの要因が関わっている。また、労働コスト上昇により製造拠点の東南アジア・シフトが加速していることも大きい。

もっとも中国からの撤退は容易ではない。外資の進出を大歓迎する中国も撤退しようとすれば牙をむき、報復措置にでかねないからだ。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携