「あのころの街は…」「今を思うと絶望的に」、日本人写真家が撮った中国の子どもの写真が話題―中国

Record China    2014年9月13日(土) 8時40分

拡大

12日、中国のインターネット上で、日本人写真家が1980年前後に撮影したとされる中国の子どもたちの写真が話題になっている。写真は現代の中国の子ども。

(1 / 2 枚)

2014年9月12日、「見終わってから涙がこぼれた。あのころの空は青く、水は澄んでいた」「子どものころは今の北朝鮮みたいに貧しかったかもしれないが、みんなこんなに仲睦まじかったんだね」。中国のインターネット上で、日本人写真家の秋山亮二氏が1980年前後に撮影したとされる中国の子どもたちの写真が話題になっている。

その他の写真

秋山氏は東京都出身で早稲田大学文学部を卒業後、AP通信、朝日新聞写真部を経てフリーに。人々の生活風景を題材にした作品が多い。同氏の写真の中で、当時の中国の子どもたちは談笑したり、学校で給食を食べたり、自然の中で走り回ったり、路上で勉強したりしている。

一連の写真について中国版ツイッターには5000件以上のコメントが寄せられており、「美しい思い出」「感慨深い写真だな」「すごく純粋な子どもたち。心から笑ってるみたい」「味がある写真。私たちの幼少期を美しく残してくれてありがとう」など郷愁を誘うものが目立つ。

その一方で、大気汚染や水質汚濁といった昨今の公害問題の深刻化や経済格差を反映してか「空は青く、水は透き通り、笑顔が美しかった」「あのころの街はきれいだったな…」「言葉が出ない。今を思うと絶望的になる」「どうして今の社会はこんな風になっちゃったの?」などの感想も少なくない。

80年前後の中国は文化大革命の後遺症が色濃く残り、現在の経済発展は想像もできなかった。寄せられたコメントは皆が平等に貧しかった時代をどこか懐かしむ中国の人々の心象風景をのぞかせているのかもしれない。(編集/KU)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携