Record China 2014年9月13日(土) 2時3分
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12日、仁川アジア大会のバスケットボールで帰化選手2人が相次いで出場を拒否されたことが分かった。資料写真。
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2014年9月12日、今月19日に開幕する韓国仁川アジア大会のバスケットボールで帰化選手2人が相次いで出場を拒否されたことが分かった。出場国間で本番を前にコート外で「少しでも自国に有利に」との駆け引きがあったようで、中国メディアは「大会ボイコットの可能性も」などと報じている。
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出場を拒否されたのはフィリピン代表のアンドレイ・ブラッチと台湾代表のクインシー・デービス。両選手は最終的に当該国への居住期間が3年に満たないため、仁川アジア大会への出場資格を持たないと判断された。
ブラッチは米国出身。米NBAで活躍後、フィリピンに帰化した。スペインで開催されたバスケのワールドカップで活躍。フィリピン男子代表の実力を底上げしており、仁川アジア大会では他国の脅威となるとみられていた。
同選手が出場できなくなったことについて、フィリピンは国際バスケットボール連盟に助けを求め、連盟が仁川アジア大会組織委に対して「選手の参加資格を決めるのは連盟だ」と通告したが、組織委は「アジア大会はアジアの試合なので、アジア人が決めることだ」と回答し、出場の道が断たれた。
中国・京華時報によると、フィリピンはスポーツ仲裁裁判所への提訴を検討しているほか、最悪の場合には大会をボイコットする考えだという。
台湾代表でやはり米国出身のデービスの場合、事情はより複雑。今年5月、仁川大会組織委はデービスの出場資格を審査し、出場できるとの判断を下していた。また、8月末にも「出場は問題ない」と台湾バスケットボール協会に通達されていた。ところが、それからわずか数日後に突然、大会組織委から台湾側に「出場資格を持たない」と通告されたのだ。
今回の決定について、韓国メディアは「韓国バスケットボール協会が重要な役割を果たした。韓国の帰化選手アーロン・ヘインズも同じように出場が認められなかったのだから、ブラッチとデービスが出場できないのも当然のことだ」としている。
これに対し、台湾メディアは中華台北バスケットボール協会の幹部が「開催国による妨害」と激怒したと伝えている。(編集/KU)
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