“自転車大国”返上か？お手軽感でバイク需要が急拡大―中国

2007年7月3日、中国国内の報道によると、全国のバイクメーカー数は大小合わせて1200社を超えた。また部品メーカーは2300社にのぼり、この業界にかかわる従業員の数が100万人以上となった。年間販売台数が1250万台、毎年200億元（約3200億円）の直接的経済効果を生み出す大市場に成長した。

【その他の写真】

近年、バイク市場は年間15〜20％の成長を続けてきた。背景として全国的に道路状況が改善され、個人所得も増大したことが挙げられる。一昔前を知る者にとっては、中国と言うと、都市の広い道路幅いっぱいに広がる自転車群の印象があまりに強く、中国＝自転車の国と思われてきた。しかし、現在の中国では、自転車軍自転車からの乗り換えが進んでいる。価格面で自動車よりも手に入れやすく、ガソリン消費などコストパフォーマンスのよいバイクに人気が集まっているのだという。

業界は今後、外国市場の開拓にも目を向け、輸出に力を入れていくという。（翻訳・編集/WF）