中国人観光客の購買力は世界一、お気に入りは何?―中国メディア

Record China    2014年9月21日(日) 16時41分

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17日、中国人観光客の購買力は世界一だ。写真は東京のデパート。

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2014年9月17日、統計によると、2013年に中国から海外へ出かけた観光客はのべ9819万人に上り、海外での観光支出は1287億ドル(約12兆8700億円)に達した。だが総人口約13億6000万人におけるパスポート保有率は5%足らずの約6800万人に過ぎない。つまり、一部の人が年に何回も海外へ出かけているということだ。別の統計では、13年の中国人観光客の海外旅行における項目別消費額をみると、多い方から順に、ショッピング、交通、その他、宿泊、食事、娯楽、観光地の入場料となっていた。

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このほど行われた世界観光都市連盟(WTCF)の2014年北京香山観光サミットで発表された「中国公民の出境(都市)観光消費市場調査報告」によると、中国人観光客の海外での1人当たりの平均支出は2万元(約34万円)に迫り、このうち1日平均5万元(約85万円)以上使う人が2%に上った。中国の海外観光客の購買力は今は世界一だ。それでは、中国人観光客はなぜこれほど熱心に海外で買い物をするのだろうか。中国人は海外で何を買うのか。

▽高級品の購入は世界の半分

中国人の海外旅行先は米国、タイ、日本、フランス、英国、イタリア、韓国、マレーシア、香港、台湾などに集中している。統計によると、13年の中国の高級品消費額は1020億ドル(約10兆2000億円)に上り、世界の高級品の約半分を消費したことになり、中国人は一番のお得意さまだ。高級品の海外での価格は国内価格よりも安いため、海外旅行が普及するにつれて、海外で購入するというのが一部の人の間で旅行の主要目的になっていった。中国ぜいたく品市場研究機構品質研究院が発表した「中国ぜいたく品報告」によると、中国人の海外での高級品消費額は11年は500億ドル(約5兆円)だったが、13年は740億ドル(約7億4000億円)に増加し、国内での消費額の280億ドル(約2兆8000億円)を大幅に上回った。

▽日用品は気に入ったものを購入

賈さんが働く北京のネットワーク大手は毎年一度、海外へ社員旅行に出かける。賈さんは今年7月、夫婦で日本へ10日間の旅行に出かけ、3箱分の買い物をした。「炊飯ジャーだけで3つ買った。前に日本で炊飯ジャーを買ったところ、家に来てご飯を食べた客のほとんどがおいしいといってほめてくれたからだ。3つではまだ足りないよ」と笑う。日本製炊飯ジャーは高くて、よいものだと5000元(約8万5000円)以上するが、品質がすばらしく、世界の同類製品の中でも優れているため、「お気に入り」に挙げる人は多い。海外ショッピングの達人はみな自分の買い物地図を持っており、フランスではブランド品、スイスでは腕時計、日本では電子製品、香港とマカオでは粉ミルク、などと記されている。

海外ショッピングをする人の多くが「毎年はっきりとした計画を立て、衝動買いはせず、下調べをしっかりして、3つ以上の選択肢を比較する。高級品は欧州に行くチャンスがあり、買ってもいいと思える価格で、すごく気に入ったものなら買う。使用頻度が高いのはやはり日用品」といったことを考えている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/TF)

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