2050年には37%が独身男女、「シングルコリア」の時代へ─韓国

Record China    2014年9月23日(火) 18時13分

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23日、韓国の家族形態に大きな変化が生じており、「夫婦と子ども」という伝統的な家族形態から「独身」が主流になりつつある。

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2014年9月23日、中国新聞社によると、韓国紙・中央日報は、韓国の家族形態に大きな変化が生じており、「夫婦と子ども」という伝統的な家族形態から「独身」が主流になりつつあると伝えた。

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2010年、韓国において、「夫婦と子ども」という家族構成の比率は全体の37%を占め、独身世帯は23.9%、夫婦のみの世帯は15.4%となっている。しかし、2020年に独身世帯は全体の29.6%(韓国統計庁)を占め、最も普遍的な家族形態になる。さらに2050年には37%にまで上り(韓国国会模擬調査)、独身男女が社会構成の大多数を占める「シングルコリア」の時代が到来する。また、子どものいない夫婦のみの世帯も増えており、2031年には初めて夫婦のみの世帯(22.1%)が子持ち世帯(22%)を追い越し、独身世帯に次ぐ家族形態になるという。

9月18〜19日、中央日報が大学生及び保護者100人を対象に行った調査によると、「独身を一つの家庭の在り方と見なすか」という質問に対し、22%が「見なす」と回答した。これは2002年に韓国家庭教育研究所が行った調査結果と比較すると4倍にも増えている。

高麗大学社会学部の李名鎮教授によると、結婚逃避と平均寿命の延伸で、独身世帯が主要な家族形態となることは避けられない現象であり、現在の子持ち世帯を前提とした経済、福利、教育などの政策も時代の変化に対応しなくてはならない。今後、独身世帯の出現が韓国社会に大きな変化をもたらすかもしれない。(翻訳・編集/CM)

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