豪州で中国人が住宅物件を買い占め、「まるで大地を食い尽くすイナゴだ!」と中国でも批判―中国メディア

Record China    2014年9月29日(月) 1時47分

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27日、オーストラリアで中国人による住宅物件の買い占めが大きな社会問題になっていることから、中国国内でも批判の声が上がっている。写真はシドニー。

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2014年9月27日、中国メディア・騰訊網は、オーストラリアで中国人による住宅物件の買い占めが大きな社会問題になっていると伝えた。以下はその概要。

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オーストラリアでは、外国人の不動産物件購入に審査委員会の許可が必要だ。さらに住宅購入の場合は新築物件のみとなり、中古物件の購入は許可されない。ある金融機関の調査によると、オーストラリアで販売される新築物件のうち、8分の1が中国人によって買い占められているという。しかし、現地に住む親せきや友人の名義で不動産物件を購入する中国人が多く、実際に買い占められている物件数はその数倍にもなるとの見方が有力だ。

現地の不動産販売業者は「高級別荘や文教地区にある物件が中国人に人気だ」と話す。実際にシドニーでは、販売価格3億円前後の高級マンション購入者の3〜4割が中国人で占められたとの報道もあるほどだ。中国人がオーストラリアの住宅物件を購入する理由は2つある。1つは移住目的、もう1つは投資目的だ。「7000万人いる中国人富裕層のうち、約半数が海外移住を希望しており、1000万人がオーストラリアを移住先に考えている」という調査報告もある。

こうした状況から、オーストラリアでは近年、住宅物件の価格が高騰している。シドニーやメルボルンなどの大都市ではその傾向が顕著だ。「1億円以上の高額物件は中国人のせいで3割以上値上がりした」との声もあり、ドミノ効果で低額物件の価格も跳ね上がった。そのため、住宅購入が困難になった若者が増えたと現地メディアも大きく取り上げている。

この記事に対し、中国のネット上に寄せられたコメントは「中国人は大地を食い尽くすイナゴだな」「投資=不動産物件購入としか考えられない中国人はバカだ」「不正蓄財の金だろ」と辛辣な内容がほとんどだった。(翻訳・編集/本郷)

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