比政府高官「中国、南沙諸島での軍事施設建設で防空識別圏設置もくろむ」―フィリピンメディア

Record China    2014年10月2日(木) 10時46分

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30日、フィリピンメディアは同国の安全保障担当者の話として、中国が南シナ海で防空識別圏設置をもくろんでいると報じた。写真は南シナ海。

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2014年9月30日、フィリピンメディアによると、フィリピンの国家安全保障担当者は、中国が南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島の複数の場所で、埋め立てや軍事用とみられる施設の建設を進めていることについて、「中国は同地域への防空識別圏設置をもくろんでいる」と指摘した。10月1日付で中国メディア・参考消息(電子版)が伝えた。

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同高官は、「中国はクアテロン礁、チグア礁、ガベン礁などでの軍事施設建設が完成すれば、東シナ海と同様にこの地域にも防空識別圏の設置を宣言するだろう」と指摘した。

中国は昨年11月、東シナ海の大半を含む地域に防空識別圏を設置した。

フィリピン地方航空部門の高官は「中国は南シナ海での防空識別圏設置を計画している可能性がある」と指摘する。

別の安全保障担当者も「中国が南シナ海に識別圏を設置すれば、その影響はフィリピン空海軍の活動にとどまらず、領有権を主張する他の国にも及ぶ」とした上で、「中国が暗礁の改造作業を急ぐのは、戦闘機や艦船を配備し防空識別圏を実行に移すためだ」と指摘した。(翻訳・編集/NY)

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