街中にある「満州帝国」の標語、撤収されない映画のセットに住民怒る―遼寧省大連市

Record China    2007年7月9日(月) 17時41分

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2007年7月6日、大連市のある通りでは、「天皇陛下万歳」「大東亜共栄圏」「日満親善」などの標語が掲げられており、住民たちの反感をかっている。映画撮影用のセットが放置されているのだ。

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2007年7月6日付の報道によると、遼寧省大連市の西崗区西崗街では今も「満州帝国」が存在しているという。

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大連市の西崗街は1920年代から1930年代に建てられた住居が並ぶ古くからの通り。そこの入り口には大きなアーチがあり、アーチの頂上には日本と旧満州帝国の国旗が掲げられていて、その下には「日満親善」の大きな文字が書かれている。

通りに入ると、あちこちに「大日本帝国天皇陛下万歳」や「大東亜共栄圏」と書かれたポスターや標語が貼ってあり、まるで過去にタイムスリップしたようだ。

西崗街は最近ある映画のロケ地として使用されたが、これらの標語やポスター、看板などはすべて映画のセットだそうで、撮影が終わって10日以上たつのに映画会社は片づけようとしない。

「まるで満州帝国に住んでいるみたいだ」と住民たち、特に高齢者は不快感を示しているが、肝心の映画会社は「映画を取り直す場合に必要」だという理由でセットの撤収を拒んでいる。(翻訳・編集/本郷智子)

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