Record China 2014年10月7日(火) 12時13分
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7日、今年のノーベル文学賞受賞者の発表が9日に迫る中、今年も受賞候補に挙げられている日本の作家・村上春樹氏の“名言”が、中国版ツイッターで話題になっている。写真は中国の書店に並ぶ村上氏の作品。
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2014年10月7日、今年のノーベル文学賞受賞者の発表が9日に迫る中、今年も受賞候補に挙げられている日本の作家・村上春樹氏の“名言”が、中国版ツイッターで話題になっている。
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話題となっているのは、2002年に刊行された長編小説「海辺のカフカ」のなかの一節。「世の中のほとんどの人は自由なんて求めてはいないんだ。求めていると思い込んでいるだけだ。すべては幻想だ。もし本当に自由を与えられたりしたら、たいていの人間は困り果ててしまうよ。覚えておくといい。人々は実際には不自由が好きなんだ」というものだ。以下は、これに対する中国ネットユーザーのコメントの一部。
「深いな」
「私にはわからない」
「私は自由が好き」
「(この文を書いた)彼が日本人だということが驚きだ」
「おそらく、これは正しいだろう」
「『もしほんとうに自由を与えられたりしたら、たいていの人間は困り果ててしまう』というのは事実だ」
「自由は孤独ってことだ」
「納得。制限のある自由こそ、人が欲するもの」
「人生は修行のようなもの。完全な自由などありえない。『困り果ててしまう』のは、方向を見失っているだけのこと」
「自由は他人から与えられるものではない。与えられる自由は自由ではない。自由は自分で考え、生み出すもの。人は自由が好きだが、本当の自由が分からず、ぼうぜんとしたり愚かになったりする。だが、人は自由が好きなのだ」
「あなたがつまらないと感じているなら、それが自由だ。仕事でくたくたになっている時には、このような自由を渇望するだろう。人はいつも川の一辺に立ち、向こう岸に行きたいと望む。だが、向こう岸へ渡ってみて初めて、すべてが望むものではなかったと気付く」(翻訳・編集/TK)
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