汚染企業には廃業命令!太湖の浄化に向け15年がかりの厳しい対策まとめる―江蘇省

Record China    2007年7月9日(月) 14時42分

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2007年7月7日、江蘇省太湖汚染対策会議が開催された。汚染に苦しむ太湖を15年後には元の美しい湖へ戻すことを目指し、厳しい対策を決議した。

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2007年7月7日、江蘇省太湖汚染対策会議が開催された。太湖といえば、今年大量の藍藻が発生し、湖面は真緑に変わった。無錫市の水道水は腐った藍藻の悪臭でまったく飲めない状況となるなど大騒動となり、全国的な注目を集めた。省は汚染に苦しむ太湖を15年後には元の美しい湖へ戻すことを目指し、厳しい対策を決議した。

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江蘇省が描く太湖浄化のロードマップは2段階にわかれる。まず今後5年間で富栄養化を抑制、水質改善を目指す。その後10年をかけて完全な浄化を目指すことになる。

7日の会議では具体的な対策が決議された。化学工業・製紙業・染色業など汚染物質の排出量が多い業種を中心に規制を強め、基準に満たない企業2150社を廃業させることを決定した。技術水準が低い企業、汚染物質の排出量が多い企業は廃業させ、汚染源となる業者は新規の認可も行わない方針だ。

工業用排水と並ぶもう一つの汚染源、生活排水の対策も進められる。太湖流域は中国で最も人口過密な地域であり、年間568億トンもの生活排水が太湖へと流れ込む。江蘇省は汚水処理施設の能力向上によって、生活排水の汚染を解決する意向だ。(翻訳・編集/KT)

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