セウォル号沈没から半年、韓国社会を覆い続ける怒りと悲痛=「与野党は政治的利益追求ばかり」―仏メディア

Record China    2014年10月15日(水) 20時22分

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15日、中国新聞社によると、AFP通信は、韓国社会が6カ月前に起きた旅客船セウォル号の沈没事故による怒りと悲痛に覆われていると報じた。写真は中国の事故報道。

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2014年10月15日、中国新聞社によると、AFP通信は、韓国社会が6カ月前に起きた旅客船セウォル号の沈没事故による怒りと悲痛に覆われていると報じた。以下はその概要。

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政府が発行するメールは今も配信されており、1日数通届く日もある。メールには救援活動の様子が事細かに記されている。

救援活動の責任者は「捜索に期限はない。無期限で行う予定だ」と話す。

船内にいた乗客476人のうち、助かった生徒はわずか75人だ。

娘が乗船していたという製鉄所勤務の男性は「毎朝、朝食を済ませると、現地政府の事務所へ行く。捜索に進展がないか確認するのが日課だ」と話す。

事件発生後、韓国社会全体が巨大な悲しみに包まれた。悲しみはすぐに怒りへと変わった。悲劇は人災によるものだからだ。船の違法改造、過積載、乗員の経験不足、船会社と政府の不正常な関係。

悲劇は当初、韓国国内を団結させた。だが6カ月がたち、分裂と紛争という局面を迎えている。

独立した事故調査委員会の設立議案をめぐり、与野党の協議は遅々として進まず、議会の麻痺を招いた。

議案内容と調査委員会の権限について、2週間前に与野党間で妥協が成立した。だが遺族の多くが合意に反対している。

ある遺族は「与野党は各自の政治的利益ばかり考えている。安全な社会をつくり出すため、完全な事故調査を希望する」と訴えている。(翻訳・編集/NY)

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