南シナ海の環礁を島に昇格、中国が軍事拠点として整備=空港建設計画も―中国紙

Record China    2014年10月22日(水) 8時48分

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21日、中国は南シナ海南部の南沙諸島・永暑礁の名称をこのほど「永暑島」と改め、環礁から島に昇格させることを決めた。中国は同島を海洋政策上、重要と位置付けている。写真は島での軍事演習。

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2014年10月21日、環球時報(電子版)によると、中国は南シナ海南部の南沙諸島・永暑礁の名称をこのほど「永暑島」と改め、環礁から島に昇格させることを決めた。中国は同島を海洋政策上、重要と位置付けている。

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永暑島は南沙諸島中央部に位置。中国大陸から約740キロ、海南島の楡林港からが560キロにある。中国政府は1988年、同島に有人の海洋観測所を開設。ヘリポート、4000トン級船舶が停泊できる埠頭、野菜栽培所、人民解放軍の兵士が200人駐在できる施設なども作られている。今のところ一般市民の居住者はいない。

中国の軍事専門家によると、中国政府は南沙諸島の軍事・行政拠点となる永暑島の施設を最終的に2キロ平方メートルまで拡大する予定。大型の軍用空港を建設し、将来的には南シナ海防空識別区の設置を計画している。同島はマレーシア、フィリピンから約550キロに位置するため、中国は周辺地域の軍事拠点として機能を強化する方針だ。(翻訳・編集/AA)

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