100年に1度咲く幻の「雪蓮花」、高級薬材向け違法採取で絶滅の危機に―新疆天山山脈

Record China    2007年7月11日(水) 12時43分

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2007年7月9日、新疆天山山脈に自生する雪蓮花が違法な採取により絶滅の危機に瀕している。高級薬材として珍重される雪蓮花は高額で取引されるため、被害は後を絶たない。

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2007年7月9日、新疆天山山脈に自生する雪連花が違法な採取により絶滅の危機に瀕しているとの報道があった。

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雪蓮花は中国新疆の天山山脈一帯にのみ自生する貴重な植物で、「100年に1度花が咲く」という言い伝えや、また雄花と雌花が寄り添って咲くため「恋花」とも呼ばれていることで有名。チベットではその美しい姿から「神の花」として敬われてきた。

また中国では昔から高級薬材として珍重されてきたが、関節炎やリューマチなどの「腎虚」の特効薬として近年世界的にも注目され、需要が拡大。漢方薬市場での雪蓮花の取引価格は高騰した。

国家2級保護植物である雪蓮花は、天山山脈の海抜3400m以下の地域ではすでに違法採取により姿を消している。このため政府は特別管理区域を設け、雪蓮花の栽培から販売までを統一管理し、違法な採取や営業行為をなくすよう努力を続けている。

同時に雪蓮花の違法採取者発見に全力を尽くし、厳罰でのぞむとしている。(翻訳・編集/本郷智子)

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