絶滅危惧のアフリカのチンパンジー、中国に密輸されるケースが多発―米メディア

Record China    2014年10月27日(月) 20時7分

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26日、絶滅が危惧され保護対象にリストされているアフリカのチンパンジーが次々に中国へ密輸されている。買い手は中国各地の動物園や、サーカスだという。

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2014年10月26日、ボイス・オブ・アメリカ中国語サイトによると、絶滅が危惧され、保護対象にリストアップされているアフリカのチンパンジーが、次々に中国へ密輸されている。買い手は中国各地の動物園やサーカス団だという。

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動物保護を訴える写真家のカール・アンマン氏は中国メディアの取材に対し、「中国はチンパンジーの密貿易で最大の輸入国になっている」と断言。「中国国内すべての動物園で見せ物にされているチンパンジーは違法なルートで売買された」と語っている。

中国のある統計では、ここ数年で中国に運ばれたチンパンジーは135頭。近年、中国人商人が多数アフリカへ渡っているが、その一部が現地違法集団と結託し、政府関係者に賄賂を渡すなどして、密猟した野生のチンパンジーを人工飼育したとする偽の証明書を発行させているという。

野生動植物の取引を管轄する立場にある中国絶滅危惧種輸出入管理弁公室は、「中国のすべての情報は輸出元であるアフリカのギニアから提供されており、中国側にはいかなる過失もない」と、責任を回避するような声明を発表しているが、中国人民大学の専門家は「不法取引は売買する双方に責任がある」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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