2014年11月6日、環球時報（電子版）によると、韓国は竹島（韓国名・独島）で進めていた「入島支援センター」の建設計画を中止した。中止に賛成する関係者によると「領土対立の口実を日本に与えないため」とみられる。

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韓国・聯合ニュースによると、韓国では島でのセンター建設について賛否両論が上がっていた。計画の支持者は「韓国政府は領土主権を守るため、積極的な措置を講じるべきだ」と主張している。竹島をめぐって韓国政府は、外交摩擦を避けるため一貫して慎重な態度を取ってきた。韓国政府関係者は「島でインフラを整備したからといって、主権が強化できるわけではない」としている。また「中止が日本による挑発の抑止剤になる」との見方もある。

韓国世宗研究所日本センターの専門家は「政府は政治的配慮をしたのだろう。島を守るには穏健な手法が有利に働くと思う。韓国の外交政策は一貫しており、建設を中止しても立場が弱まることはない」としている。（翻訳・編集/AA）