村上春樹が香港デモ支持、「常に卵の側に立つ」―仏メディア

Record China    2014年11月10日(月) 11時56分

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7日、独ウェルト文学賞を受賞した作家の村上春樹さんが、ベルリンで行われた授賞式における講演で、香港でデモを続けている若者たちを支持する発言をした。写真はベルリンの壁のホーネッカーとブレジネフの熱いキス。

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2014年11月8日、仏国際ラジオ放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語サイトによると、日本人として初めて独ウェルト文学賞を受賞した作家の村上春樹さんが7日、ベルリンで行われた授賞式における講演で、香港でデモを続けている若者たちを支持する発言をした。

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村上さんは授賞式でベルリンの壁崩壊25年に触れ、現在も人々は高い壁に隔たれており、それは人類に寛容さが不足していることや、その貪欲さ、恐怖心からもたらされているとし、「このメッセージを壁と戦っている香港の若者たちに伝えたい」と述べた。

なお、村上さんは2009年にイスラエルの文学賞「エルサレム賞」を受賞した際のスピーチで、「高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。そうした時に私は常に卵の側に立つ」と話したが、民主派政党の1つで中国に反対的な立場を取っている香港社会民主連線の陳徳章(チェン・ダージャン)氏は、2013年に梁振英(リアン・ジェンイン)香港行政長官に卵を投げつけた事件の裁判で村上さんの「壁と卵」を引用して自己弁護を行っている。(翻訳・編集/岡田)

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