Record China 2014年11月10日(月) 16時58分
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8日、世界貿易機関(WTO)のロベルト・アゼベド事務局長は北京の国家会議センターで記者会見を行った。資料写真。
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2014年11月9日、人民網によると、世界貿易機関(WTO)のロベルト・アゼベド事務局長は8日、北京の国家会議センターで行われた記者会見で、「中国政府の相互連携に関するアピールは、地域の発展に極めて重要な意義があり、地域内の各経済国間の貿易の利便化を促進する上でプラスになる。WTOは貿易がより容易になり、より便利になり、より開放的になるどのような措置も歓迎する。中国が相互連携に関するアピールを今回のアジア太平洋経済協力会議(APEC)で引き続き推進し、これを実現に結びつけることを願う」と述べた。
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アゼベド事務局長は、「WTOはAPECを非常に重視している。これまでずっと、APECは多国間貿易メカニズムの擁護者であり、そのことは今回の会議でも十分に証明されている。WTOが現在直面する苦境に対し、APECが与えてくれる支援は極めて重要なものだ」と述べた。
イノベーションに関する質問に答える中で、アゼベド事務局長は次のように述べた。「イノベーションそれ自体は改革精神の体現だといえる。どのような形式のイノベーションであれ、効率の向上や既定目標の実現に有利であれば、どれもみな重視されるべきだ。貿易の利便化は重要な改革のひとつだといえる」。
アゼベド事務局長は中国経済の成長率鈍化について、「現在、地域経済もグローバル経済もともに回復ペースが鈍化する状態にあり、中国経済だけ成長が鈍化しているわけではなく、世界各国はどこも鈍化という課題への対応措置を取っている。中国政府もマクロ経済の安定的な成長を積極的に促進し、経済成長が自国の実際の状況に合致する範囲を保つよう努力している」と述べた。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)
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