Record China 2014年11月11日(火) 19時48分
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10日、安倍晋三首相は中国の習近平国家主席と北京の人民大会堂で会談した。これに関して日中韓ネットユーザーからさまざまな声が聞かれている。資料写真。
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2014年11月10日、安倍晋三首相は中国の習近平国家主席と北京の人民大会堂で会談した。両首脳は日中の「戦略的互恵関係」をさらに推進し、冷え込んだ関係の改善を目指すことで一致。尖閣諸島をめぐる対立や、安倍首相の靖国神社参拝などで冷めた日中関係を発展させる契機になると期待される。首脳会談は同日開幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて開かれた。
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会談終了後、安倍首相は「日中両国が戦略的互恵関係の原点に立ち戻り、関係改善の第一歩となる」と強調。その上で、「静かな努力を重ねてきた。アジアの国々だけでなく、多くの国々が日中両国で首脳間の対話がなされることを期待していた。そうした期待に応えることができた」と語った。また、日中両政府が海や空での偶発的な衝突を避ける「海上連絡メカニズム」の構築に向けて「運用開始に向けて具体的、事務的な作業に入ることになる」とも述べた。
日本の首相と中国主席との公式会談は、2011年12月に野田佳彦首相(当時)、胡錦濤国家主席(同)以来約3年ぶり。今回の会談をきっかけに、両国政府は政治、経済、安全保障などあらゆる分野で対話を促進させる方針だ。
中国中央テレビ(CCTV)の中国版ツイッター・微博が会談の内容を伝えると、中国のネットユーザーからは「安倍がまた得意になるぞ」「礼儀で会っただけ」「会うかどうかは重要じゃない。何を話したかが重要」「会ったのは良いこと」などのコメントが寄せられた。
韓国のネットユーザーからは、「中国は韓国に『日本とは会談しない』と言っておきながら、まんまと裏切った」 と中国に批判的な指摘もみられる。しかし、「中国も信用できないが、日本はもっと信用できない」との声が強く、「日韓首脳会談は絶対反対」「今の安倍政権では、日本と付き合っても韓国が得るものは何もない」と日本には厳しい。
一方、日本のネット上では、特に海上連絡メカニズムの構築で合意したことについて、「同メカニズムの早期運用開始は重要だから、一致できて良かった」と評価する声が多かった。
ただ、会談に先立つ写真撮影で、首相の話しかけに習氏が答えなかったことや握手した際に目をそらしたことについて、「話かけているのに無視するのはあまりに非礼」「あんな顔して会うんだったら、会わない方がいい」と総スカン。「大国の国家主席たるもの、それなりの器だろうと思っていたが、『小物』と痛感した劇的な瞬間だった」「(逆に)安倍首相の真摯な態度が世界中で絶賛されるだろう!」と“安倍賞賛”コメントが目立つ格好になった。(編集/KO)
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2014/11/11
2014/11/10
八牧浩行
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