2014 年11月19日、政府観光局が発表した10 月の訪日外国人客数は、前年同月比37%増の127 万2 千人で、これまで月別で最高だった今年7 月の127 万人を上回り、年間を通じた単月としての過去最高を記録した。また1 月から10 月の累計が1100 万9 千人となり、2013 年に記録した年間の過去最高（1036 万4 千人）を超えた。同局は、14年暦年で1300 万人に達すると予測している。

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訪日外国人客が急増したのは、（1）円安により割安感が浸透したこと、（2）10月から実施された消費税免税制度の拡充、（3）大型クルーズ船の寄港や秋のチャーター便の就航、（4）大型国際会議の開催、（5）中国・国慶節休暇中の集客を狙った各種プロモーションの奏功―などのため。

国別では、台湾26万人（前年同月比22％増）、韓国24万9千人（同57％増）、中国22万3千人（同84％増）、香港7万7千人（同23％増）の順。主要18 カ国すべてで前年同月比2 桁増の好調な伸びとなり、ロシアを除く17カ国が10 月としての過去最高を記録した。今年1〜10月の累計で、中国、ベトナム、台湾、タイ、マレーシアが既に年間の過去最高を上回った。（取材・編集/HY）