中国の報道規制が再び厳しさ増す=CNN記者「中国政府は見られているということを理解せよ」―独メディア

Record China    2014年12月19日(金) 16時28分

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18日、独ラジオ放送・ドイチェヴェレ(中国語サイト)によると、米紙ニューヨークタイムズは実例を挙げて、2014年は中国における報道環境がいっそう厳しくなったと伝えた。その背景には社会不安や上層部の権力闘争があるという。写真は夜の北京西駅。

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2014年12月18日、独ラジオ放送・ドイチェヴェレ(中国語サイト)によると、米紙ニューヨークタイムズは実例を挙げて、2014年は中国における報道環境がいっそう厳しくなったと伝えた。

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10月には、北京で陳情窓口の取材を行おうとした記者が拘束され、14時間にわたって椅子の上で拘禁された。この記者は記者証の更新期間を短縮されている。また、8月には米AP通信の撮影クルーが機材を破壊され、携帯電話を没収されている。

40年以上中国で報道に携わっている米CNNのハイメ・フロークルス氏は、「初めて中国を訪れた当時は一般市民との接触が禁じられるなど多くの障害があったが、2008年の北京五輪の期間には大幅に規制が緩和され、汚染や不正といったさまざまなことが報道できるようになった」と語る。

しかし現在、中国政府は再び報道に対する規制を強めており、その背景には政府の不安感や、目に見えない上層部の権力闘争があるのではないかと、フロークルス氏は指摘する。「国が強大になれば人々の視線が集まるということを中国政府は理解しなければならない」とし、「中国はこれから面の皮をいっそう厚くする必要に迫られるだろう」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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