Record China 2014年11月26日(水) 12時31分
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25日、海外のドラマや映画を違法配信していた中国の2大サイト・人人影視と射手網が中国当局によって閉鎖されたことが明らかになった。写真は中国のネットカフェ。
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2014年11月25日、海外のドラマや映画を違法配信していた中国の2大サイト・人人影視と射手網が中国当局によって閉鎖されたことが明らかになった。
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人人衛視や射手網は、「相棒」や「ドクターX」、「きょうは会社休みます。」といった日本の人気ドラマや欧米で話題のドラマや映画に中国語の字幕を付けて配信していた。これらのサイトは国内のネットユーザーから絶大な支持を得ていたが、今月22日、15年の歴史を持つ射手網はサイトの閉鎖を宣言。人人影視も同日、「版権のない作品を整理するため、しばらく閉鎖する」と発表した。
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では、22日夜に中国国家新聞出版広電総局が人人影視のオフィスに立ち入り、サーバーなどの機材を差し押さえている様子を写した写真が公開されている。当局のこの動きは10月27日に米国映画協会が発表した海賊版に関する調査報告の中で、人人影視を名指しで批判したことによるもの。中国の各メディアは「今後は正規のルートで輸入した海外の作品を当局が許可した配信サイトが取り扱うことで、国際問題になっている中国の著作権侵害問題が解決に向けて大きく前進するだろう」と評価している。
だが、ネットユーザーの怒りは当局の予想を大きく上回るものだ。現在、微博だけでなく中国の各掲示板には当局への激しい非難の声が渦巻いている。彼らの主張は「金持ちなら合法な有料サイトで視聴できるが、貧乏人は人人影視や射手網しかない」「合法な有料サイトが配信する海外作品は面白くないものばかりじゃないか」「正規版のDVDを買う金があったら、海賊版なんか見ないよ」「我々から娯楽を取りあげて、中央テレビ(CCTV)だけを見ろというのか!」というものがほとんど。著作権侵害を問題視する声は圧倒的多数の怒りの声に押しつぶされていた。(翻訳・編集/本郷)
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