2014年12月6日、参考消息網によると、中国人旅行者が増加する韓国で、観光業界から「中国人客では稼げない」と恨み節が聞こえている。

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韓国観光発展局のデータによると、今年1〜9月に韓国を訪れた中国人旅行者は前年同期比36．5％増の468万人に達した。通年では600万人を超える見通しだが、韓国の観光業界関係者の顔色はさえない。

韓国・中央日報によると、中国人旅行者の受け入れをめぐっては韓国旅行代理店の間で競争が激化。さらにツアー客を送り込む中国側の代理店が、韓国内での必要経費を払わないケースが常態化しており、韓国側にはほとんどお金が落ちない仕組みになっているという。

さらに、中国語と韓国語に堪能な中国の朝鮮族の人々が旅行会社を作り、韓国へツアー客を送るところから、宿泊や観光、土産物の手配まですべて行うケースが増加。言葉の壁もあり、韓国人のみで経営する旅行会社には仕事が回ってこないという。（翻訳・編集/AA）