中国西部の氷河、過去60年間で18%減少、アルタイ山とカイラス山で顕著に―中国紙

Record China    2014年12月15日(月) 17時2分

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13日、中国科学院の発表によると、中国西部に存在する氷河の面積が過去60年で18%減少。毎年平均243.7平方キロメートルのペースで減少し続けている。写真は祁連山脈最大の氷河「夢柯氷河」。

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2014年12月13日、中国科学院寒区旱区環境工程研究所の専門チームが発表した「中国第二次氷河プログラムデータ」によると、中国西部に存在する氷河の面積が過去60年で18%減少していることが分かった。14日付で中国紙・人民日報(電子版)が伝えた。

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データによると、1950年代中後期以降、中国西部の氷河は全体的に減少傾向にある。これまでに氷河面積は18%減少しており、毎年平均で243.7平方キロメートルの氷河が消失していることになる。特にアルタイ山とカイラス山で減少傾向が顕著に見られた。

この報道に対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「氷河の減少を気にする人間などいない。36%減少したって、誰も関心を持たないだろう」

「氷河の減少は長江の水源量の減少につながる。将来、深刻な飲用水不足になるぞ」

「あと数十年、数百年で長江と黄河が枯渇すれば、われわれはどうやって生きていくんだ」

「ほんとに18%?ここ数年ちっとも大雪が降らないけど、ほんとに18%だけ?」

「土地開発で森林を伐採し、二酸化炭素を排出する車を大量生産し、緑化に力を入れないせいだな」(翻訳・編集/本郷)

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