Record China 2007年7月24日(火) 15時36分
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新疆ウイグル自治区でイナゴが大量発生。作物を食い荒らし、大きな被害を与えている。自治区ではこれまで、農薬散布してきたが、これからはニワトリ、アヒル、ムクドリで構成する“生物部隊”が主要な武器となる。
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2007年7月23日、新疆ウイグル自治区では今年、高温からイナゴが大量発生、深刻な災害が発生していた。空が暗くなるほどの大群で襲来したイナゴは、1平方メートル当たり60匹の割合で作物を食い荒らし、被害を受けた農地はおよそ145万ヘクタールにおよぶ。
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自治区ではすでに、飛行機による農薬散布を行ない、かなりの数のイナゴを退治。しかし今年のイナゴ退治の秘密兵器は飛行機ではなく“生物部隊”なのだという。
この地区は以前から、イナゴによる農作物の被害に悩まされ続けてきた。こうした被害を食い止めるため、自治区では近年、各農家にニワトリ、アヒルなどを飼育するよう働きかけ、加えて人工的に誘引した野生のムクドリたちによって、“生物部隊”を結成。任務を与えられたムクドリは、総勢なんと100万羽。ニワトリ、アヒルは地面から、そしてムクドリは空中から、イナゴに“立体攻撃”を仕掛けている。今、自治区ではこの“生物部隊”の活躍に大きな期待が寄せられている。(翻訳・編集/BA)
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