Record China 2014年12月27日(土) 23時50分
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2014年はソチ五輪、ブラジルW杯、仁川アジア大会など、多くの国際的なスポーツ大会が注目された年だった。その中から、日中韓に関わる出来事を振り返る。3件目はソチ五輪のフィギュアスケート女子シングルで起きた採点をめぐる問題。写真はソチ五輪の表彰式。
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2014年はソチ五輪、ブラジルW杯、仁川アジア大会など、多くの国際的なスポーツ大会が注目された年だった。その中から、日本、中国、韓国に関わる出来事を振り返る。3件目はソチ五輪のフィギュアスケート女子シングルで起きた採点をめぐる問題。
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2月20日(現地時間)、ソチ五輪フィギュアスケート女子シングルのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位のソトニコワ(ロシア)が逆転で金メダルを獲得。SP首位のキム・ヨナ(韓国)は銀メダルに終わった。ソトニコワは後半のジャンプで両足着氷があったものの、ノーミスで演技を終えたキム・ヨナの得点を上回ったことから、韓国国内で採点に対する不満が噴出した。
韓国紙・東亜日報は「キム・ヨナが妨害され銀メダルに」と題する記事で「審判の採点は理解できない」と伝えた。このほか、韓国KBSはキム・ヨナを「実際には金メダル」というテロップを付けて紹介するなどしている。韓国ネットユーザーは怒り心頭で、「なんというでたらめな採点だ。キム・ヨナの金メダルは盗まれた」「これは人を不快にするマネーゲーム。審判には殺意すら覚える」などのコメントを残している。
韓国・聯合ニュースによると、演技終了の翌日には100万以上のネットユーザーから国際スケート連盟(ISU)に対して調査を求める声があがった。怒りの矛先は金メダルを獲得したソトニコワにも向けられ、熱狂的なファンから誹謗や中傷が集まった。ソトニコワはツイッターで「自国のスポーツ選手を支持するのは間違っていない。それは個人の自由。でも、ここに汚い言葉を書き込まないでください!」とつぶやいたが、注目されることを意識してかその後すぐに削除した。
騒動を受け、大韓体育会と韓国スケート連盟はキム・ヨナの採点に不正があったとして4月にISUの懲戒委員会に提訴。しかし、ISUは6月に入り「審判の行動に不審な点はなく、誤審も存在しない。ソトニコワの金、キム・ヨナの銀に変更はない」との回答を出した。韓国はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えることもできたがこれを断念し、騒動は一応の決着を見た。(編集/北田)
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