2014年12月25日、韓国・聯合ニュースによると、韓国南東部・釜山市の南東9．3海里（約17．2キロ）の海上で同日、韓国の漁船1隻が機関故障を起こし、日本の排他的経済水域（EEZ）に侵入した。同ニュースに中国ネットユーザーも注目している。

【その他の写真】

報道によると、韓国漁船が日本のEEZに侵入したことを受け、韓国の南海海洋警備安全本部は警備艇3隻を派遣し、海洋警察官が機械故障を起こした漁船に乗り込んだ。同部の関係者は、排他的経済水域への侵入は故障が原因のため違法行為ではないと説明し、海上保安庁と協議している。このほか、韓国・KBSは、韓国漁船が25日に帰路に着いたと伝えた。以下は同ニュースに関する中国ネットに寄せられたコメント。

「漁民を守るという点に関して、中国の関連部門は韓国に見習え！」

「朴槿恵（パク・クネ）大統領は偉大な指導者だ。彼女けん引のもと、韓国人は尊厳を手に入れたのだ」

「中国も韓国のように強硬な姿勢を見せられないのか？今後中国の漁船が同じような状況に見舞われたら、中国は軍艦を出せ！」

「中国政府なら、抗議するのが関の山だな」

「いいぞ韓国人！勇敢で威厳ある素晴らしい行動だ。中国人よりよっぽどマシだ」

「韓国と日本は共に米国を後ろ盾にしており、両国が衝突しても米国はせいぜい仲裁する程度。一方、米国は中国を敵視しているため、中国が韓国と同じような強硬姿勢を日本に見せると、米国はそれを口実に中国を攻撃しかねない。行動する時は自分の立場をよく理解して冷静に思考するべきだ」

「韓国の対応は不適切だ。日本が韓国漁船を拿捕したとしても、抗議して問題を解決する方法がある。軍艦を出動されて関係を悪化させるのは賢いやり方ではない」

「日本を支持する。韓国に対し日本は遠慮せず徹底的にたたくべきだ」

中国ネットでは、以上のように韓国を擁護し中国政府の弱腰を批判するコメントが大多数だった一方で、冷静な声や韓国に否定的な声も少なくなかった。（翻訳・編集/内山）