Record China 2017年4月14日(金) 17時30分
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「秀麗伝〜美しく賢后と帝の紡ぐ愛〜」のDVDリリースを記念して、中国4000年の歴史上、最も優れた名君と呼ばれた光武帝を演じたユアン・ホンがインタビューに応えた。
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■三国志の曹操も憧れたと言われる“光武帝”のどの部分が、憧れるに値する人物だと思いますか?
第一に天下を志し、己の使命に対して、強い信念を持っていたこと。これは女性がとても好むでしょう。第二に心は善良で責任感を持たねばならないこと。劉秀が造反した理由は国と権力を奪いたいのではなく、民と天下のためでした。第三にいちずであること。陰麗華に対する彼の愛は決して変わることがありませんでした。他の女性を娶ったのも国のために仕方がなかったのです。僕が思うに、劉秀が後漢の世を開くことができたのは、彼の内面的な性格と大いに関係があるでしょう。その人の性格によって成功するかが決まるのです。
■「宮廷女官 若曦<ジャクギ>」など多くの時代劇に出演されていますが、今回、「秀麗伝」の劉秀(光武帝)の演じ方はこれまでと違いましたか?
劉秀には皇帝になるまでの過程がありました。僕が以前演じたのは皇帝から生まれ、宮中で育った皇子です。でも劉秀は半分庶民のようなものでした。皇帝の末裔だと言っても実際は遠い傍系です。漢では劉氏であれば基本的に皇帝の末裔とされていました。劉秀の家はあまり裕福ではなかったため、彼は長安の太学で学んでいた時は親戚を頼っていました。そして卒業後、実家に戻って田畑を耕し、その後挙兵し勢力を広げていくのです。彼の成功は必死で勝ち取ったものでした。
■撮影中、苦労したシーンはありましたか?
撮影中はケガもし、骨折しそうになったこともありました。馬に乗って敵陣営に乗り込むシーンで、突然目の前の馬が止まったんですが、一瞬のことでコントロールできず、ぶつかってしまいました。幸い身につけていた刀が後ろから突進してきた馬を阻んでくれましたが、そうでなければ脚を折っていたでしょう。今、思い返すだけでもヒヤヒヤします。
■戦闘およびアクションシーンはいかがでしたか?
本作では戦のシーンがたくさんあります。「楊家将伝記 兄弟たちの乱世」や「射雕英雄伝」でもよく戦闘シーンがありましたが、今回は勝手が違いました。リアルに描かれており、武侠劇のような派手な描写はありません。僕は体を動かすことが好きなので、アクションシーンは大好きなんです。男性ですからね、戦うシーンはカッコよく映りたいです。毎日セリフばかりの演技だと退屈してしまいますよ(笑)。
■ユアン・ホンさんご自身と劉秀(光武帝)が似ている点、共感できる点はありますか?
人は複雑な生き物です。性格はみんな千差万別ですし、同じではありません。僕と劉秀もすごく違います。彼には帝王の心があり、野心があるだけでなく実際に多くのことを行いました。Weibo(微博=中国版ツイッター)でファンの質問に答える時、「本当に皇后だった過珊●(陰麗華の前の皇后、●=丹にさんづくり)を愛したことはないのか」と大勢の人から聞かれました。愛していないのなら、なぜ彼女を娶り、あれほど多くの子供をもうけ、皇后に立てたのかと。確かに普通の人ならそんなことはしませんが、帝王の心を持つのであれば、結婚はすでに純粋なものではなく、権力を争う手段なのです。彼は政に生きる人物であり、最も複雑な環境に置かれています。僕たちのいる芸能界よりも何万倍も厳しい世界でしょう。権力のトップにいる人たちの争いですから、負ければ賊軍であり死を意味します。あれほどいろんなものを犠牲にするなんて僕にはできませんね。
■陰麗華役のルビー・リンさんとの共演はいかがでしたか。
「秀麗伝」で、ルビー・リンさんとは2度目の共演になりました。最初の共演は「少年神探狄仁傑」です。2人ともゲスト出演で、僕が李治を演じ、彼女が武媚娘(武則天)を演じました。彼女をよく知らない人にとっては、彼女が夏雨荷や紫薇(※どちらもルビー・リンが以前出演した大人気ドラマ「還珠姫〜プリンセスのつくりかた〜」の役名)のようなイメージを抱くでしょうが、普段の彼女は非常にかわいらしく、かつ率直で活発、ストレートな性格の女性です。しかし何度も接してみると、内面は非常に女性的で少女のような世界観を持っている人だと分かります。彼女のファンは、彼女がハロー・キティグッズが大好きだと知っているように、実はとてもメルヘンチックです。
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