伝統食の“チマキ”も国家標準化、「食の安全」を最優先―中国

Record China    2008年6月9日(月) 18時2分

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8日、中国の伝統的な食べ物“チマキ”に国家標準が適用されることになる。食の安全性を最優先させるとともに、中国の各地域間での特徴を考慮して、国家標準化が行われている。写真はある工場のチマキ生産ライン。

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2008年6月8日、新京報によれば、中国の伝統的な食べ物“チマキ”(粽子)に国家標準が設けられることになる。食の安全性を最優先させるとともに、中国の各地域間での特徴を考慮した国家標準の起草が行われている。

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国家標準化は、現有の業界標準を土台に、中国南部と北部でのチマキの特徴が考慮されるという。たとえば、中国南西部では燻製した肉を具として混ぜることが多いが酸化しやすいため、こうした具についても業界標準を参考に国家標準化が進められることになる。

また、国家標準化の起草作業にかかわっている専門家は、チマキに使われるササなどの葉は人工添加物を一切含まないものに限られると、安全性を最優先させることを強調。高温で蒸して作られるチマキの葉の色を保たせるためには銅を含む成分が有効だが、その成分量にも上限が定められるという。

これまで、業界標準やメーカー内の品質基準はあったものの、全国的な統一基準がないため、その品質の管理監督に支障が出ていた。また、人口色素の使用についても、測定基準がないことから、最終的には肉眼による経験で判断しなければならない状況も多かったという。(翻訳・編集/岡田)

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