流出の文化財取り戻しで「中台が協力」?北京故宮トップは否定せず―台湾

Record China    2009年3月4日(水) 2時0分

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2日、北京・故宮博物院の鄭欣ミャオ院長が台湾を訪問し、台湾の故宮と協力して海外に流出した文化財などの取り戻しを図る可能性があることを示唆した。写真は台北故宮博物院で贈り物を交換する鄭院長と台北故宮の周功シン院長。

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2009年3月2日、台湾の中央通訊社は、北京・故宮博物院の鄭欣●(=品の口が水、ジョン・シンミャオ)院長が台湾を訪問し、両故宮が協力して海外に流出した文化財などの取り戻しを図る可能性があることを示唆した。3日付で環球時報が伝えた。

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北京・故宮博物院の院長が台湾を訪れるのは、1949年の中台分裂後初めて。記者会見を開いた鄭院長は、先日パリで競売にかけられた、北京「円明園」から清朝末期に英仏軍によって略奪されたネズミとウサギの頭部像の問題に関連して、海外に流失した文化財などの取り戻しを両故宮が協力して行う可能性について聞かれると、「その提案は素晴らしい」と答えた。

鄭院長は動物像の競売について、「中国国家文物局は競売への反対を表明した。今われわれにできることは、台北故宮と共に各自の収蔵品を守ることのに努めることだ」とコメント。また、「清朝末期には多くが海外に流出したが、北京故宮は競売や他のルートを通じて一部の取り戻しに成功した」と述べた。 (翻訳・編集/NN)

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