<コラム>「日本が負ければいい」韓国人がW杯で日本を応援しない理由

木口 政樹    2018年7月4日(水) 22時10分

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今回のロシア大会。アジア勢は日本だけを残して全て散ってしまった。16強に這い上がったのは日本のみ。だったらアジアの人は皆日本を応援するのだろうか。否だ。写真はサッカーワールドカップロシア大会。

世紀の談判からそろそろ1カ月経つけど、非核化の進展はあまりないようだ。7月5日ごろにポンペオ米国務長官が3度目の訪北をするようなことになっているようだ。

トランプ大統領によれば、少しずつやっていけばそのうち非核化が完成するということだけど、最近はトランプ大統領のこと、どれくらい信じていいものやらわからない感じだけど、破天荒な中に実のあることをやっているのも事実なので、もう少し大きな気持ちで見ていこうとは思っている。

今日は、ワールドカップ(W杯)に関する内容で書いてみる。サッカーは全世界の人が愛するスポーツだ。野球はごく限られた国でだけ愛されているが、サッカーはグローバルだ。筆者も小、中、高(2年くらいまで)とサッカーをやってきたので、サッカーに対する愛は人並み以上と認識している(野球への関心はゼロに等しい)。

今回のロシア大会。アジア勢は日本だけを残して全てグループリーグで散ってしまった。16強に這い上がったのは日本のみ。だったらアジアの人は皆日本を応援するのだろうか。否だ。台湾、ベトナム、タイなどはたぶん大部分、日本を応援してくれるのだろう。中国はどうか。30%くらいはあるのか?(いや、5%未満か?)。

韓国はどうか。日本を応援する韓国人はたぶんただの一人もいないだろう。昔は、いくら日本が嫌いでも、同じアジアとして応援してくれてもいいんじゃないのと思っていた時期もあった。しかし今はちがう。そんなことは期待するべきでもないし、期待しても100%かなえられないワザなのだ。こちらで30年暮らしてきてやっとそんなことがわかるようになってきた。

こちらでW杯の放送を見ていると、実に耐え難いものがある。KBSだろうとMBCだろうとSBSだろうと、どこの放送局も、皆、アンチ日本の心情がもろに伝わってくる言い方で放送をする。日本が出てくると、対韓国でなくても、常に日本でないほうを応援する立場での解説となる。

問題は、これって、わざとしてるんじゃなくて、自然にそうなってしまう、という点だ。だれかが、どこかのチームを応援するというのは、ごく自然な心の反映だ。無理につくろってだれかを応援するものではない。自然の発露としてエールが出てくるものだし、無理やり頭で操縦することはできない。それを象徴するような記事が韓国の中央日報にでていた。

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