Record China 2019年5月16日(木) 21時50分
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中国・新華網のウェブサイトに14日、「同じ『厳格』でも、ドイツ人と日本人はどう違う?」と題した、ある中国人筆者によるコラムが掲載された。
中国・新華網のウェブサイトに14日、「同じ『厳格』でも、ドイツ人と日本人はどう違う?」と題した、ある中国人筆者によるコラムが掲載された。以下はその概要。
日本に長く住んでいると、よく「あなたは日本のどこが好きなの?」と尋ねられる。そこで、少し悩みつつも「日本人の、物事をなおざりにしない、厳格なところ」と答えると、相手からは「厳格といえばドイツ人だろう」という反応が返ってくる。確かにドイツと日本はどちらも「厳格」という言葉で形容されるが、一体その違いはどこにあるのだろう。よくよく考えてみると、その「厳格さ」は根本的に種類が異なっているのが分かる。
「厳格である」というのはあくまでも一つの概念に過ぎず、もちろんドイツや日本にもいい加減な人はいる。ここではあくまで「厳格さ」の比率が最も高い2国の間の差異を考えてみたい。答えを言ってしまうと、ドイツ人の厳格さは、正確さや精密さ、手続き化といったものに向けられているのに対し、日本人のそれは細かさ、周到さ、極致化に向けられているのである。
まず、ドイツ人のもつ「厳格さ」とは理科系由来のものである。驚くべきことに、第2次世界大戦前はノーベル賞だけでも受賞数の半分を当時人口1億人にも満たないドイツが占めていた。戦後、ドイツで多くの国有企業や軍用工場が民営化されると、元軍用工場では民間工場よりも優れた生産技術が提供されたため、「高品質」という言葉がドイツの製造技術を形容するようになった。よく「ドイツ製の鍋は何世代にもわたって使える」と言われるが、これはどうやら本当のことらしい。ドイツでは、どんな調理器具も非常に高品質で、1度買ってしまえば極端な使い方をしない限り、ずっと使い続けられるのだという。
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