Record China 2019年9月27日(金) 16時10分
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「鳥肌が立った」「これはやばいわ」…。YouTubeで130万回以上再生されている『君の名は。』組曲。演奏している中国の楽団で指揮を務める男性に、「中国初」のACG楽団の立ち上げの背景、そして『君の名は。』の組曲演奏にまつわる裏話を聞いた。
■YouTubeで大反響!『君の名は。』組曲演奏にまつわる秘話
YouTubeでは『君の名は。』の組曲の動画が大反響を呼んでいる。「あの曲は日本の40mP(イナメトオル)さんが編曲したものです。楽団のメンバーから推薦を受けて初めて聞きましたが、震えましたね。すぐに演奏したいという思いが芽生えました」と弦上さん。ツイッターを通じて40mPさんに連絡を取り、アレンジと演奏の同意を得た。2017年の末に収録して、完成したものを本人に送った。「彼も喜んでくれました。私も大好きです。楽器のパートの配分がとても細かく、練習しているだけでも楽しかったです」。
動画の中で、弦上さんを含め数人が『君の名は。』の登場人物のコスプレをしていることも魅力の一つだ。弦上さんは「楽団にはたくさんのコスプレイヤーがいるんです。この曲の収録のプランを話し合っている時に、彼らからコスプレの提案がありました」と明かし、「楽曲の情感を伝えるにしても、聞いている人が原作のシーンを思い出して演奏を楽しめることにしても(コスプレは)プラスです。コスプレがパフォーマンスの一部になればいいと考えています」とその意図を説明した。今後も曲に合わせて、積極的にコスプレを採用していきたいという。
■「ACG文化の発祥地」日本に感謝
YouTubeの動画には「ファンになった」というコメントをはじめ、日本語のメッセージが多数寄せられている。弦上さんに感想を聞くと、「日本はACG文化の発祥地であり、アニメーションやゲーム作品、現代ACG交響曲の発展の先駆者です。私たちはまさに、日本が残してきた経験を借りて、自分たちの未来への道を開拓しています。ここに感謝を述べたいと思います。同時に、日本の方々にも引き続き私たちに注目していただけたら幸いです」と語った。
楽団の目標は、楽しく音楽を演奏すること、そして活動を通じて多くの人に管弦楽やACGの魅力を伝えること。動画の反響を受け、「日本での活動にも力を入れたい」と弦上さん。今後の活躍に期待したい。(取材/北田)
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