日本華僑報 2019年11月22日(金) 10時0分
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10月20日、第六回世界インターネット大会が中国・烏鎮で開幕した。席上発表された一連の衝撃的なデータは、中国のインターネット技術の巨大な影響力と発展の勢いを世界に知らしめた。
彼女は、「中国のIT企業はイノベーションにおいて、日本の企業よりも積極性を有し、常に鋭敏に時代を先読みして、正確に形勢を把握し、技術の開発・改革を確実に遂行します。また、中国のIT人材はチャレンジ精神に富み、失敗を恐れることなく、顧客をフォローアップし、自らの商品を絶えず改良しています」と話す。
武藤理恵をはじめとする天時情報システムの中国出身のIT人材たちは、テクノロジーでより多くの人々に奉仕し、実体経済をさらに発展させ、循環経済をサポートし、仮想金融経済の発展に寄与することを願っている。彼らは先進的技術によって銀行と金融システムの情報セキュリティを守り、物流業の高度な管理を実現し、エネルギー効率を高め、人件費を節約し、天時情報システムを一定の影響力をもつ華人企業へと押し上げた。
武藤理恵は業務上の問題を見つけて総括する能力に長けている。彼女は、厳格な管理システムを備えた日本で、一部の大手建設業者が建設現場でしばしば問題を抱えていることに気付いた。出退勤の際、何百人という人が入退社ゲートを通過するのであるが、指紋認証式タイムレコーダーであれ、カード読み取りゲートであれ、従業員は通過するのに一定時間の間隔を置かねばならず、企業も労働者も知らず知らずのうちに時間を浪費していた。
また、仕事の性質上、建設作業員は大きな工具を持ち運んだり特別な装備をしているため、指紋認証やカードの読み取りは負担になる。そのため、先ごろ、天時情報システムと日本の有名建設会社が協力して、顔認証技術を工場と建設現場に導入し、人員管理の効率を改善し、大幅に管理コストを削減するとともに、安全管理行程の全面的スマート化を実現し、好評を博している。
▼地域行政の問題解決に参画し、地の利を得る
率直に言って、筆者は日本で長年生活して、日本社会のもつ閉鎖性や保守性をある程度理解している。年齢を重ねるにつれて保守的になり、新しいものを受け入れることが困難になるものであるが、天時情報システムは、それを逆手にとって、日本の市役所内にある高齢者活動センターを突破口にした。保守的な場所ほどインテリジェント技術の助けを必要としているはずだと考えたのである。
活動センターでは個人の認証を必要とするケースがある。しかし、高齢者は二次元コードをスキャンすることにも困難を覚える。技術的にも理解しにくく、携帯することも忘れがちである。それらの欠陥は顔認証技術によってすべて克服することができる。さらに、訪問者の顔情報を増やし、一時的に職権を自由化して時効性を担保することで、暗号の制作コストをカットすることにも成功した。高齢者を支援する一方で、行政管理と行政サービスの向上を成し遂げたのである。
「世界はインターネットによってより多彩になり、生活はインターネットによってより豊かになります」。インターネット技術で全人類に幸福をもたらし、高度な社会を構築することは、中国政府の目標であるだけでなく、世界の発展の趨勢であり、天時情報システムの成長の原動力でもある。IT技術があったからこそ、武藤理恵は来日して事業を成就させることができたのであり、彼女はIT技術によってより多くの人々に幸運と幸福をもたらし、サポートしたいと願っている。
困難であっても不可能はない。既存の業界大手はマクロソリューションへの提供にシフトしつつあるが、天時情報システムはミクロから着手し、最も顧客のニーズに即したソリューションサービスを手掛ける。顧客の具体的な状況や実際のニーズに合わせたシステムをつくり、便利で実用的な保守管理業務を提供している。
「市場により良いサービスをより適切な価格で提供する」ことが天時情報システムの経営理念であり、強みである。老人から子ども、主婦から労働者、建設現場から家庭生活に至るまで、天時情報システムは地域の安全面における問題に関心を寄せ、地方自治体と連携し、最も手頃で最も簡便で最も高効率のシステムを提供し、より多くの人々に利益をもたらすことに注力している。
二十一世紀は経済を共有する時代である。ユーザーやパートナーがより良い運用体験を得られるようサポートすることによって、企業も発展し向上するのである。天時情報システムはアリババ傘下の杭州魔点科技有限公司のチームと戦略的協力を行い、人工知能のイノベーション研究に取り組んでいる。高度な人工知能の技術と様々な業界のアプリケーションを結び付け、企業ユーザーのためのスマートソリューションを構築する。後続する天時情報サービスは日本市場をさらに開拓し、地域社会のスマート化を進める。スマートシティの発展が、その後も影響力を発揮することになる。
▼女性らしさを発揮し、人の和を築く
男女が不平等な日本の職場では、多くの女性は結婚後家庭に入ることを選択する。ところが、眼前に居る物静かで上品な女性は、ITの世界で事業を打ち立てたのである。彼女の経歴は、多くの在日華人女性と日本の女性たちに学びを提供しているに違いない。
彼女は三人兄弟の真ん中で唯一の女の子であったが、両親は溺愛するどころか、兄や弟と同様に厳格に育てた。伝統的な日本の社会と比べて、男女平等の概念は中国の方がより深く根ざしている。そのため、武藤理恵は兄や弟と共に教育を受け、教師である父親の熱い期待のもと、当時最難関であった黒竜江大学のコンピューター学科に傑出した成績で合格を果たした。
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