中国の結核患者数は世界2位、毎年100万人が発症―中国メディア

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24日、世界結核デーを迎え、専門家は注意を呼び掛けている。結核は、空気感染が多く、肺などの呼吸器官においての発症が目立つ感染症だ。中国は結核患者数が世界で2番目に多い。

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2015年3月24日、世界結核デーを迎え、専門家は注意を呼び掛けている。結核は、空気感染が多く、肺などの呼吸器官においての発症が目立つ感染症だ。中国は結核患者数が世界で2番目に多い。中国新聞社が伝えた。

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▼中国の患者数はインドに次ぐ世界2位、予防ワクチンなし

結核菌はさまざまな器官において細胞内寄生を行い、免疫システムは結核菌を宿主細胞ごと排除しようとするため、広範に組織が破壊され、深刻な場合は死に至る。中国人民解放海軍総病院(北京)呼吸内科の聶舟山(ニエ・ジョウシャン)主任によると、結核菌に最も侵されやすいのは肺。肺結核になると、肌や骨、胸腔などの感染も引き起こす。

肺結核の患者は、結核菌が肺に病巣を作っている。自然治癒する可能性は低く、死亡率が非常に高い。治療をしなければ、病変が拡大するなど悪化を続け、菌をばらまくことになる。そして、肺が空洞化、繊維化し、肺の組織に大きなダメージを与える。

北京結核病抑制研究所の資料によると、中国の肺結核患者数は、インドに続く世界2番目の多さとなっている。5億5000万人が結核に感染しており、毎年、100万人が発症していると試算されている。肺結核は今のところ、「過去の病気」ではなく、普遍的な伝染病だ。

現在、結核菌感染や発症を効果的に予防するワクチンは見つかっていない。BCG接種は、子供を深刻な結核感染から守るにすぎない。

▼春は呼吸器疾患が再発しやすい季節、感染源の抑制を

聶主任によると、結核は主に、患者が咳やくしゃみをしたり、大声で話をしたりした際、結核菌が空気中に漂い、その空気を身近な人が吸うことで感染する。空気感染と結核菌は乾燥に強いという特徴が、高い伝染リスクの要因となっている。

結核は、感染源がある限り、一年中感染の可能性がある。特に春になり花が咲き始めると、公園や観光地に行く人や友人らと集まったりする人が増加するため、結核菌感染者が咳やくしゃみをしたり、痰を吐いたりして、菌が広まり、空気感染してしまう人が増加する。また、結核菌が付着した花粉が微小粒子状物質として吸い込まれる可能性も高まる。聶主任によると、毎年3、4月は呼吸器疾患が再発しやすい季節だという。

結核は治療可能な病気であるものの、患者や医師がもっと重視すべき病気でもある。治療には通常6カ月以上必要だ。聶主任は、「臨床上、多くの患者が治療を途中でやめるため、耐薬性を持つ結核菌が増え、数種類の薬に耐性を持つ肺結核も出現する。1種類、多くて3-4種類の薬に耐性を示す結核菌が、患者の咳などを通じて空気中に漂い、他の人が感染すると、通常の薬を用いても、大きな効果を期待できなくなってしまう」と指摘している。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)



   

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