新型肺炎の拡大阻止で日中関係が好転

日本華僑報    2020年2月17日(月) 16時0分

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年が改まって以来、中国では新型コロナウィルスによる肺炎が猛威を振るっている。

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長い間、中日交流史において「国を挙げて」という言葉を聞くことはなかった。今回、中国での新型肺炎発生の際に日本が「国を挙げて」支援するとしたことで、間違いなく新時代の中日関係に大きな暖流が注ぎ込まれた。

二階幹事長は、自民党内だけではなく、国会と政府でも努力し、さらに東京都の小池百合子知事にも中国支援の行動を起こすように提案した。その結果、小池知事は中国へ防護服2万着を寄贈した後、すぐに10万着を追加で寄贈した。


孔鉉佑駐日大使はこれらの措置に対し、感慨深くこう語った。「重大な災害があるたびに中日両国はいつも互いに見守り合い、同舟相助け合っている。感染発生を受け、日本政府と地方自治体、与党、社会の各界からいち早く見舞いの言葉をいただき、雪中に炭を送るということで、極めて重要な時に支援に乗り出し、防疫のための大量の物資を提供し、中国の感染に対する戦いを全面的に支援してくれている。われわれはこれを称賛し、感謝を表明する」。


2月4日には中国外交部の記者会見上、日本国民への感謝が伝えられている。中国外交部の華春瑩報道官は国内外の記者に対し、以下のように述べた。「今回の感染発生以来、日本の政府だけでなく、社会各界も中国に多くの同情、理解、支持を表明している。感染の発生を受け日本政府は中国を全力で支援することを表明した。日本政府と多くの自治体、企業が進んで中国にマスク、ゴーグル、防護服などの防疫物資を寄付している。武漢向けの物資の箱には『山川異域、風月同天』、『豈曰無衣、與子同袍』(衣がないなどというのはやめよう、あなたと一緒にこの服を共有しよう)と励ましの言葉が書かれていた。ネットでは日本のドラッグストアに『中国加油(頑張れ)』、『武漢加油』の貼り紙がある写真も見た。東京スカイツリーを赤と青にライトアップし、武漢の肺炎拡大阻止への祈りと応援を示してくれた。一部の国で見られる極端な差別的発言に対し、日本の厚生労働省の官僚は記者会見で、『悪いのはウイルスで、人ではない』と強調した。また、学校が保護者に対して子供たちが中国武漢に対して悪意を持たないように伝えるようにという手紙を出したとも聞いた」。

そして、「中国の多くのネットユーザーも私と同じように日本人民の温かい言葉や行動に留意していると思う。感染と戦う困難な時に他国の人々の同情や理解、支持に心から感謝し、心に銘記する。ウイルスに感情はないが、人には感情がある。疫病は一時のもので、友情は永遠だ」と述べた。

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