防護用品で中国のエネルギーを伝える―林斌 DaddyBaby董事長

日本華僑報    2020年9月28日(月) 17時40分

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一衣帯水の隣国日本では、中国が感染拡大防止に全力をあげている際、日本政府と国民が援助の手を差し伸べ、「山川域を異にすれども、風月は天を同じとす」と、海を隔てた中国を応援した。

一衣帯水の隣国日本では、中国が感染拡大防止に全力をあげている際、日本政府と国民が援助の手を差し伸べ、「山川域を異にすれども、風月は天を同じとす」と、海を隔てた中国を応援した。

いただいたものは返すのが礼儀である。日本で防護用品が不足した際、中国の一民間企業、DaddyBaby社は「遠くにいても隣にいるように親しく感じる」と箱に書いた防護用品を東京、京都、大阪、岡山の各自治体や学校、病院、福祉施設、文化団体などに贈って中国の親愛の情を表した。

コロナ禍でもあり、本誌はオンラインで、同社のこれまでの歩みと日本での防護用品支援について、林斌董事長にインタビューをおこなった。(聞き手は人民日報海外版日本月刊編集長・蒋豊)

▼科学の普及で、新風をもたらす

現在、中国では公式あるいは非公式に男性従業員の育児休暇を設置する企業がますます増えている。女性の社会進出を扱うバラエティー番組『パパはどこへ』も好評で、父親の育児参加に対する認識はかなり浸透してきている。育児の科学的な新しい理念を普及させ、新しい時代の流れを作り出す推進役の一つがDaddyBaby社である。

1970年代、イギリスの心理学者がまず父親の育児参加の重要性を指摘した。多くの事実が、父親が育児に積極的に関わった家庭では、幼児期には心理面で健康的に成長し、成人してからも問題を起こす可能性が低くなることを証明している。もし父親が子供との心の交流を重視すれば、子供の心は楽観的になり、周囲の同級生や教師とも良好で和やかな関係が容易に築けるようになる。

この視点は、人々の頭のなかに新しい思考の旋風を巻き起こしたものの、本当に普及し推進させていこうとすると、常に伝統的な生活習慣という高い壁にぶつかった。2005年、中国の子供たちにさらに素晴らしく、さらに健全な成長過程を作り出し、もっと健康的でもっとなごやかな育児モデルを構築したいという願いを胸に、DaddyBaby社は福建省で正式に設立された。設立と同時に、同社は「パパがお守りすると、赤ちゃんはさらに賢くなる」という育児コンセプトを打ち出し、同時にチャリティー活動の支援、業界の組織化、コンテンツ派生ビジネスなどの方法で、先進的な理念を広め、普及させ、多くの父親の育児参加、父親と子供とが共に成長する育児というブームを巻き起こした。

エリック・ショーという名前は、アニメ『トムとジェリー』、『スポンジ・ボブ』のファンなら知っているはずだ。父親に育てられたエリック・ショーは、DaddyBaby社が提唱する科学的育児理念に賛同している。この天才テレビ脚本家は、同社のために特製アニメ『DaddyBabyの不思議なハーク』の制作に関わった。同社は、多くの家庭でリラックスした雰囲気の中で共に成長する楽しみを味わい、家庭と育児における父親の責任感と重要性を知らず知らずのうちに強くし、文明的で和やかな社会の構築を促進する役割を担っている。


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